こんにちは!
花咲か母&食物アレルギーっ子ママのみやっちです!
春ですね~(^^)
春は、出逢いと別れの季節。
今日は、別れの日でした。
昨日、以前私が働いていた学童保育所の卒所式に行ってきました!
職場を退職したのは2年前。またねと言って職場と別れを告げました。
あれから2年たちました。早いものですね。
私が働いていた時に関わっていた子ども達が卒所するまでは、その門出を共に見送ろう・・・
そう思っている所に、卒所する保護者からの招待のメールを頂き、出席することができました。
本当にありがたいことです。
実は最後に会った時から、私の中の子ども達は時間が止まっています。
昨日は、2年ぶりに止まった時計を、動かす日になりました。
1:学童保育所で私が子どもから受け取ったこと
学童保育所で働く前、私は後頭部の塾で事務の仕事に就いていました。
そこでも不思議と子ども達に恵まれ、勉強の話以外にもたくさんの話を子ども達としていました。
子ども達の純粋さ、素直さ、そしてそれが故の悩み、迷い・・・
私の目の前で生きる子ども達は、今に、未来に生きることに一生懸命でした。
それは職場を変わってからも、変わりませんでした。
私が出逢う子ども達は、目の前のことに、一生懸命に生きていました。
小さな体で、全力で今と向き合い、楽しんだり泣いたり、迷ったり笑ったり・・・
子ども達と一緒に過ごしたことで、「今を精一杯生きる事」の大切さを私は子ども達からもらいました。
純粋にその瞬間を味わい、楽しむことの素晴らしさ・・・
子ども達から、たくさんの事を学びました。
2:指導員として心がけていたこと
私が学童指導員として心がけていた事は、実は3つだけでした。
「子どもの気持ちに寄り添う事」
「子どもと一緒にその瞬間を味わう事」
そして「子ども達に背を向けることはしない事」だけでした。
私は学童指導員、親ではありません。
でも、子ども達より少し早く生きて、世の中や人というものは知っています。
あくまでも、「少し前を歩いている存在」として、子どもの近くで共に出来事を感じ、体験し、味わうこと。
そして、悩んだ時や悲しい時にはその思いに寄り添うこと。
隣に寄り添い、その気持ちを理解し、親でもなく、大人でもなく、その子どもより少し前を歩く存在として、言葉をかけること。
その事を心に決めていました。
学童で働き始めた時、先輩指導員さんが言っていた「大事な事は、自分の中の芯をしっかり持って子どもに接すること」の言葉が、今も心に残っています。
また、子どもに何か聞かれた時、笑顔で嘘をつくことだけはしたくない。
だって、大事な子ども達だから、真正面から向き合いたい。
その思いを胸に、学童で子ども達と向き合っていました。
3:卒所式当日
今年の卒所式当日は、気持ちの良い朝でした。
私の中で、時が止まったままの子ども達は、やっぱり成長してくれていました。
凛とした目に、ぴんとした背中。
たくさんの事を経験し、味わい、乗り越えていた子ども達の姿を見ると、私の中の時間が動き出しました。
周りから祝福され、慕われ、愛されていたと感じることができた卒所式。
嬉しくなって、やっぱり隠れて泣いてしまいました。
4:門出を迎えた子ども達に伝えたいこと
子ども達には毎年メッセージカードを渡しているので、そこに私から一人一人宛の思いを書いています。
それでも、毎年卒所していく子ども達には、どうしても伝えたい事があります。
それは「自分の可能性を最後まで信じてほしい」という事です。
これから生きていく中で、良い事も悪い事も、嬉しい事も悲しい事も、たくさんたくさん経験していきます。
辛い時、悲しい時には自分の中で「もうだめだ・・・」と思う事もきっとあると思います。
でも、最後まで、だれに何を言われようとも、自分の可能性を諦めないでほしいのです。
自分がかけがえのない大事な存在だってことを、覚えておいてほしいのです。
だって、6年間その子を見てきて、隠れた可能性をたくさん見つけてきたんですから。
「もうだめだ」なんてことはないんです。
限界なんて、本当はないんです。
一人一人が、素晴らしい存在なんです。
5:さいごに
卒所式、今年も懐かしい顔ぶれとその成長に嬉しい一日となりました。
今、退職している事もあり、子ども達にできる事はそう多くはありませんが、子ども達の人生のどこかで、私が伝えたかったことがふっと思い出されるといいなあと思います。
学童指導員は、大変ですが本当に素晴らしい仕事だと思います。
子ども達は、本当に素晴らしい才能を持っています。
これからも、その才能を生かせるよう、私も人生を精一杯生きていきます!